2022-06-15

ナチュラルでなんかオシャレ。「作品撮り」が美容師を成長させるBRIDGE GROUP

美容師個人のクリエイティビティを発揮できる「作品撮り」。東京多摩エリアを中心にヘアサロンを展開しているBRIDGE GROUPは「作品撮り」に力を入れています。取材当日も立川にある店舗Louwe立川では、撮影会を行なっていました。今回は、撮影を終えたスタイリストの中島羽南さんとクリエイティブディレクターの佐藤康幸さんにBRIDGE GROUPでは、どんな「作品撮り」の経験ができるのかを聞いてきました。

(写真中央) 中島羽南さん／ Louwe 立川店　スタイリスト　盛岡ヘアメイク専門学校卒
(写真右)佐藤康幸さん／BRIDGE GROUP クリエイティブディレクター　大村美容ファッション専門学校卒

経験年数も役職も関係なし。全ての美容師にチャンスを与える撮影会

中島さん：作品撮りをする機会は2つあり1つはシーズンごとに行う撮影会。これはスタジオを借りて行う大掛かりな撮影で、選ばれた美容師はモデル手配から、テーマ決め、当日のヘアメイクまで、全てを担当しています。BRIDGE GROUPのWebサイトなどで使用する写真なので、会社の顔ともいえるビジュアルを作っていくものです。

―撮影のディレクションを行う美容師はどういう基準で選ばれるのですか？

佐藤さん：インスタグラムをきちんと投稿しているか、おしゃれな作品を撮っているかなど、総合的に判断して決めています。経験年数や役職は関係なく、美容師の頑張りと作品の出来を見て決めており、アシスタントにもチャンスはあります。

―2つ目の撮影会はどんなものでしょうか？

中島さん：これは主にアシスタント向けの撮影会で、月に1度、撮影の技術向上のために店舗で実施しています。今日、行っていた撮影会は月1のもので、与えられたテーマを元にモデル選びから衣装、ヘアまで美容師本人が担当します。

―今日の撮影会はどんなテーマでしたか？

中島さん：ヴィンテージフローラルがテーマでした。撮影前にヴィンテージフローラルとはどんなものなんだろう？と私なりに考え、衣装としてレース素材のビスチェに花柄のスカートを組み合わせ、Y2Kスタイルを目指しました。

―撮影をしていて困った時はありましたか？

中島さん：実は今回モデルさんがなかなか見つからなくて、佐藤さんに相談したら、素敵なモデルさんを紹介していただけました！

佐藤さん：基本的にはモデル選びも美容師本人でやってもらうのですが、困った時はサポートをします。

中島さん：先輩方にはいつもサポートしてもらっていて、撮影が終わったら写真をチェックしてもらい、改善点を教えてもらっているので、次はもっと頑張ろうとモチベーションになっています。

作品を撮り続けていくと提案力が上達する

―「作品撮り」の経験を重ねることで、美容師として成長したことは？

中島さん：お客さまへ提案する力が付きました。写真を撮り続けていくと、仕上がりのイメージを描きやすくなるので、サロンワーク中にこういうスタイルも似合いますよと提案するようになりました。

―撮影をする上で大切にしていることはありますか？

佐藤さん：うちが掲げているスタイルがトレンドを追ったナチュラルなので、そのスタイルを守った上で撮影してもらっています。

中島さん：ただナチュラルと言っても、ふたを開けてみるとガーリー系やフェミニン系とテイストは多様。ナチュラルという枠にハマっていれば、自分らしいスタイルを追求できるので、個性を尊重してもらえるのは嬉しいです。

佐藤さん：スタイルを明確に打ち出したことで、集客面でも採用面でも結果が出ています。ナチュラル系スタイルを求めるお客さまだけでなく、うちで働きたいという美容学生は増えているんです。

中島さん：まさに私がそうで、お店のインスタグラムを見て、雰囲気を好きになり、応募しました。

―実際に働いてみてどうでしたか？

中島さん：BRIDGE GROUPを選んで良かったです。10代20代のお客さまが多く、もともと自分と近い年齢層の方を担当したかったので、やりたいことが出来ています。ナチュラル系のスタイルも私には合っていました。一緒に働く仲間にも恵まれています。みんな他人を思いやってくれていて、ちょっと咳をしただけで『大丈夫？』と気遣ってくれるくらい優しいです。これからも仲間と共に自分のスタイルを磨いていきます。