【就活中の方必見!】人気サロンの採用担当者が語る採用のポイント「LIPPS」編
憧れのサロンへの就職を目指す美容学生や転職者にとって、採用審査は夢へ近づくための第一歩。実際に審査の段階で、自分のどのようなポイントがどのような基準で評価されるかと気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回から、採用担当者が語る採用のポイントを人気サロンごとにご紹介。2020年、記念すべき第1回目は「LIPPS Ray GINZA店」の秋山直人さんに直撃します。
-選考時、どのようなポイントを重視していますか?
明確な基準を設けない
LIPPSでは「こんな子を採用したい!」という明確な基準を設けていません。これができていないとダメとか、LIPPSっぽい雰囲気じゃないとダメとか、そういうことではなく、当たり前のことができていることが大切です。
挨拶をすることや、遅刻をしないことなど、人として当たり前のことができることがベースとしてあった上で、それぞれの個性や能力を見極めています。
-採用担当者として思わず好印象を抱くポイントについて教えてください。
熱意がある子には特長がある
たった1度や2度の面接でも、熱量を持って挑んでくる子たちの中には”戦略的に考えて”受けに来る子がいます。
例えば、ファッションって自由だと思うんです、と言っているのに、スーツを着てくるとか。自分の好きなブランドでまとめた服装を着るのではなく、あえてスーツで挑んだ、という考えも「ああ、確かに自由な考えだな。面白いな。」と思うんです。
LIPPSはメンズスタイルを多く打ち出していますが、それをあえて女性が作ることの価値を見せていきたい、とか。
そういった考えや行動力のある子は雰囲気も違いますし、自然とその子の人間性や魅力も見えてきますね。
ありがたいことに、毎年何百人もの学生が応募してくれていますが、ライバルがたくさんいる中でどれだけの印象を残せるかをしっかり考えてくれている子は、そういった特長が見受けられることが多いです。
-採用審査の段階で「これはちょっと…」とマイナスな印象を抱いてしまうポイントについて
マイナスは誰にでもある
基本的にはプラスの面しか見ていないので、マイナスな印象を抱くことはあまりありません。ただ、逆を言えば、プラスの部分に注目しているからこそ「おや?」と気付くことはありますね。選考基準でも述べたように、人として当たり前にできていることができていなかったり。
また、社会人として企業に所属するという点では福利厚生もしっかり整えていますが、そこを押しているわけではないので、志望理由の大部分に述べると少し困ってしまいます。
あくまでも美容師というお仕事なので、クリエイティブに対する気持ちや熱量をしっかりと持っていることが大切です。
マイナス面は誰にでもあるものですから、それを見つけようとするのではなく、一人ひとりの個性や能力を見極めることを大事にしています。