学生のうちに挑戦! サロンアルバイトのススメ -COA豊田陸斗さん編-
― サロンアルバイトをしていて、一番学びになったことは?

やっぱり挨拶の大切さです。
「ありがとう」や「こんにちは」って、普段何気なく使っている言葉なんですけど、サロンでお客さまと接すると、その言葉の重みが全然違うんです。現場に立つことで、当たり前のことがいかに大事かを実感できました。
施術に入ることはできないので、主にお客さまのご案内や掃除、在庫補充といった仕事が中心だったのですが、そこからも学ぶことがたくさんありました。特に掃除については、毎日キレイな状態のサロンを目の当たりにしてから意識がガラッと変わって、髪の毛一本落ちていても気になるように。学校生活でも教室などを常にきれいに保とうと心がけるようになりました。
― 実際に入社してから、サロンアルバイト経験が役に立ったと思うことは?
接客のカリキュラムは一発合格できましたし、バイトを通じて現場感覚がわかっているからこそ、入社早々でも先輩から仕事を任せてもらえることが多かったです。それと、通常であれば最初は、初めてのサロンワークや人間関係など、まずは環境に慣れることが優先されて技術の練習に専念できないケースが多いと思うんです。だけど僕の場合はすでにそういった下地が出来上がっていたので、当初から練習に集中して取り組むことができたのは良かったです。
― これから就職活動をスタートさせる美容学生へのアドバイスをお願いします。

“自分の強み”を見つけて磨き続けることです。それが僕の場合は「挨拶」でした。就活を始めた当時は本当に行きたいサロンが決まっていなくて、だったらどのサロンでも採用されるような人材になろうと思っていたんですよ。だからまずは人として挨拶、礼儀だなと考えたんですよね。その日から徹底的に意識して誰よりも元気な挨拶を続けていたら、校長先生にまで評判が広がって。卒業式では挨拶が素晴らしかったという理由で、代表として証書を受け取るまでになりました。
技術でも接客でも、何でもいいと思うんです。でもやるならとことん、人に認められるくらいまで伸ばすこと。自分の武器だと言えるものを持っていると、就職活動でも、その後の美容師生活でもすごく強いと思います。

<プロフィール>
豊田陸斗
北海道出身。国際文化理容美容専門学校国分寺校卒業後、COAに新卒入社。将来はグローバルに活躍できる美容師になることが目標。
instagram @rikuto_coa
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