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2019-07-01

Violet前原穂高先生に聞く! 【2限目】愛されアシスタントになるコツ(裏技含む)

話すのが苦手なら練習あるのみ!「技術は裏切らない」

どうしても人付き合いが苦手な子もいますよね。そういう子がコミュニケーションをよりどころにしてしまうと、なかなかうまくいかないし、落ち込むことも増えると思うんですよ。そういう人たちには、技術を磨くことをお勧めします。「技術は裏切らない」というのは、前職で教えてもらった言葉なのですが、まさにその通りだと思います。

「技術は裏切らない」というのは、練習したら練習した分だけうまくなるという意味ではありません。本当に喜ばれる技術は、たとえば接客で詰まったり、お客さまを不快にさせてしまうことがあったとしても、助けてくれます。「お手入れをしやすい」とか「伸びてもかわいい」とか、お客さまが喜ぶ技術は、二人の信頼関係を守ってくれるんですよ。

ただし、技術は手を抜いたときも嘘をつきません。お客さまから見えないところだからいいだろうとか、一つくらい工程を省いてもわからないだろうとか、大丈夫だと思ったことは全部、お客さまに伝わってしまいます。それに、手を抜くクセがつくと、どんどん技術力も落ちていきます。そのくらい技術は重要なので、接客に自信がない人はぜひ嘘のない技術を身につけてください。

◆◆◆2限目のおさらい◆◆◆

先輩やお客さまと信頼関係を築くためには、まず自分から相手を好きになることが大切です。やっぱり自分から好意を寄せないと、向こうも心を開いてくれないし、好意を持ってもらえません。信頼できる人っていうのは、たとえば両親とか自分のことをよく知ってくれている人ですよね。これは先輩やお客さまも同じです。だから、まずは自分の心を開いて、相手のことを好きになってください。どうしても苦手っていう人は、技術で攻めるもよし!

プロフィールViolet 
代表/前原 穂高(まえばら ほだか)
美容室AFLOATの元幹部、デザイニングディレクターを経て2015春に独立。東京/表参道に「Violet」をopenし、 2016年秋、名古屋/栄に2店舗目を構える。雑誌撮影・CMヘアメイクも数多く手掛け、モデル、歌手、タレント、俳優女優から支持を受ける。サロンワークにとどまらず海外・国内ヘアショーや商品開発のほか、24歳から開始したセミナー講師活動は通算500本超える。「2012SMAJコンテスト」グランプリ受賞。DesignCut2016では美容師一般誌雑誌登場回数日本一(116回)を記録。昨年末個人月間最高売上1500万を達成し業界内外注目の美容室経営者。
HP:http://violet.tokyo
Instagram @hodaka
Twitter @M_hodaka

(取材・文/外山 武史  撮影/菊池 麻美)

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