2019-06-03
「不自由なく暮らせればいい」OCEAN TOKYOに入るまで野心の欠片もなかった -OCEAN TOKYO 雨宮 雄三さん U29次世代美容師-(前編)
前サロン時代から高木琢也だけは別格だった
自分の中で変化の兆しのようなものが見えはじめたのは、前のサロンの先輩で、現OCEAN TOKYO代表の高木のチームに入ってからのことです。高木のチームは、前のサロンのときからめちゃくちゃ忙しかったんですよ。しかも、どんな仕事も妥協しない。いつも緊張感がありましたけれど、ミスやトラブルなく、全てのお客さまを笑顔で帰らせることができた時は、達成感があったんですよね。
かなり先まで予約が埋まっているのは高木だけだったので、「この人ハンパないな」っていつも思っていました。高木だけ段違いにすごいなっていうのは、ずっと思っていましたけど、同じようになりたいとは思っていなかったですね。同じチームで働いて、毎日達成感もあるけれど、その輪の真ん中に自分がいるイメージもなかったです。ちなみに、そのとき一緒にアシスタントについていたのが、現OCEAN TOKYO Harajukuの店長、島崎力斗。別の場所でまた一緒に働くとは想像もしていませんでしたね。
その後、高木は退職し、OCEAN TOKYOを立ち上げました。僕はまだ同じ場所で1年ほど働いて、アシスタントのリーダーを任されていたのですが、高木のチームにいたころのような刺激を感じられず、自分の将来に不安を感じていました。
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