不得意を得意に変える！ 「人間パワースポット」美容師SHACHUManamiさん
一度カットしてもらったら、もう一度会いたくなる美容師、SHACHU（シャチュー）のManamiさん。ノリのよい楽しげな様子がいつも印象的ですが、実は真摯な人柄が多くの人を魅了しています。「不器用で、人一倍練習しないとダメなタイプ」と自らを分析し、努力によって苦手を得意に変えてきたMamamiさんに、美容師を目指した理由や、仕事への向き合い方など、おうかがいしました。
「人が好き」で美容師になった
美容師になろうと思ったのは中学生のときです。いつか自分のお店を経営するために役立つかなと思い、高校は、商業高校の経営情報科を選びました。美容師になりたいと思った理由は、もともと髪の毛をいじることが好きだったこともありますが、何より人が好きだったからです。
メイクなしで出かけることはできても、髪の毛を整えないで出かけられない、という人が多いと思います。ヘアスタイルは人の気分を変えてくれるし、こまめに整えなければ落ち着かない部分で、日常生活のなかで、かなり重要な位置をしめていると思うんです。そうした意味で、美容師は、その人の生活の一部になることができ、一生を通じて、その人と関わっていける仕事です。
保育園の先生もいいな、と思ったことがありましたが、年齢を問わずに、人の近くに寄り添える仕事は、美容師くらいかなと思って、この職業を選びました。
偶然の出会いからSHACHUに憧れて押しかけアシスタントに！？
専門学校のときはかなりまじめに勉強して、成績もクラスでできるほうだったと思います。美容は好きなことなので、やらされている感もなく、学ぶことがとにかく楽しかったですね。卒業後は、表参道にある美容室で１年働き、そのあと、SHACHUに転職しました。
当初働いていた美容室に出入りしていたフリーのスタイリストさんがSHACHUの代表、みやちさんと知り合いで。その人が撮影をするというので、そのお手伝いについていったとき、はじめてみやちさんに会いました。お客さまとして通うようになり、ここで働きたいと思うようになりました。
ちょうど、働いていた美容室と、自分のやりたい方向が違ってきてしまった時期でもあり、みやちさんにSHACHUで働かせてほしいと伝えました。当初、「まだ開店して間もないから、アシスタントをとるのは、もうしばらくしてからかな」と言われていたのですが、それを言われた１週間後に美容室をやめてみやちさんに報告に行きました。みやちさんは「え、もうやめちゃったの！？」と驚きつつも入社を認めてくださいました。
