WD+メンバーが伝える、 ベーシックを学ぶ重要性
美容学生の間で話題の技術チーム「WD+(ワインディングプラス)」。
ワインディングコンテスト受賞歴などをもつアシスタントメンバー7名で構成され、セミナーを通じて“練習の大切さ”や成長するためのマインド”を学生たちに伝えています。今回は、そんなWD+のメンバー3人に、どうしてワインディングを学ぶのが大切なのか、学生は何をすべきかなど、インタビューしました。
(写真右から)
鯉沼舜人さん @shunto.koinuma
美容師歴2 年目。TBC 学院国際テクニカル美容専門学校卒。後輩からの人望に厚く、WD+ を盛り上げ、組織の中心となって活躍している。
堀翔太さん sand Scene アシスタント @_05shota
美容師歴2 年目。高津理容美容専門学校卒。新卒でsand に入社。ワインディングプラスの発起人。美容や仕事に対する熱い姿勢とモチベーションで、美容学生から支持を集める。
米田怜穏さん GARTE アシスタント @garte_vleon
美容師歴2 年目。徳島県立中央テクノスクール卒。新卒でGARTE に入社。1 年目にしてAREA CIRCUIT2022 で審査員特別賞(最年少入賞)に輝く。
―WD+ は美容学生向けにワインディングセミナーやコンテストを開催していますが、結成のきっかけは?
堀:入社してすぐに「ワインディングセミナーを開催したい」と僕が会社にお願いしたところOK が出て。せっかくやるなら30 人以上の規模でやりたかったので仲間が必要だと。ワインディングが上手いことはもちろん、プラスアルファの強みを持っている人に声をかけました。ちなみにもともとSNS上では繋がっていたんですが、会ったことのないメンバーもいたんですよ。
米田:実際に集まってみたらセミナーの空気感もよくて、メンバー6人全員が高みを目指してがんばっている。これは継続して活動を続けていきたいとなって今に至ります。
鯉沼:学生は、WD+ の公式アカウントと、メンバーそれぞれのインスタアカウントで発信して集めています。公式のほうは鍵アカウントで、正真正銘の美容学生のみがフォローできるようにしているんですよ。
―学生の頃はどのくらいワインディングの練習をしていましたか?
堀:僕は何者でもない無力な自分を変えたいと思って、熱中できることを探していたんです。それで最初に出会ったのがワインディングだったんですよ。入学してすぐの4 ~ 5 月はコロナで授業が休みだったので、練習に没頭しました。家で夜8 時から、朝の8 時まで毎晩のように練習していました。
米田:すごいよね(笑)。僕は、日本一の美容師になりたいという目標があるので、まずは初めに学ぶ技術であるワインディングで1 番をとっておかないと、という気持ちで取り組んでいました。他の練習などにも時間を使っていたので堀くんほどではないですが、今日はやると決めた日は、授業終わりに帰宅してから、朝の4 時くらいまではやってましたね。
鯉沼:一時期は常に頭の中にワインディングのことがありました。ポケットにロッドとペーパーを入れて、電車の中やバイトのすき間時間に練習したり(笑)。単純に楽しかったから練習していた部分もありますが、学生になって初めて学ぶ技術を極めれば、これから先に学ぶ技術にもきっと役に立つとも思っていました。実際、上達するためのプロセスやマインドが自分の中にできあがってその後に活かすことができたので、あの時必死に練習したことは大きいですね。