2021-09-21
VOYAGER vol.09〔GARDEN〕代表 須崎勝己さんからのメッセージ
自分色の花を咲かせていい。その言葉を証明するかのように、GARDENのサロンは、店ごとに店名もコンセプトもバラバラだ。
「働く美容師自身が、お店のコンセプトを考案しています。美容師によって、得意なことや強みが違いますよね。だったら、サロンで働く美容師たちの特色に合わせてお店作りをした方が、働きやりやすい。だから、働く美容師たちに全てを任せています。スタッフの希望も聞き、ニューヨークにも出店しているけど、それだってニューヨークで働きたいと言ったスタッフがいたから、挑戦したんです」
これからの美容業界を支える、未来の美容師は、どんな志でこの世界の扉を叩けばいいのだろうか。
「若い人は無限の可能性を持っています。だから、こうなりたいという美容師像を描いてもらいたい。そして、理想を形づくる過程は、自分一人でできないことを自覚して欲しい。先輩や同僚、そして後輩がいてチームが生まれる。そのチームのおかげで、自分の可能性が広がっているんです。夢は目の前に転がっています。
GARDEN第一号店である原宿店のバックヤードの扉には、『夢はいつでも目の前に』と書かれたポスターを貼っていました。扉を開けた先にサロンがあり、そこで夢を叶えられる。アシスタント時代はシャンプーばかりですが、そのシャンプーを丁寧にすることで、お客さまを喜ばせられる。そして、その喜びが夢に繋がっていく。そんな輝ける人生を歩めるのが、美容師なんです。
さっきも言いましたが、僕は会社員から美容師に転職しました。美容師じゃなかったら、今ほど楽しい人生でなかったと思いますよ。仲間や環境に感謝し、素直な心で自分を磨いていってくださいね」
(カメラマン:松林真幸 ライター:野田綾子)
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