先輩が教える「今年の夏の過ごし方」~GARTE編~
熱い夏もすぐそこまで来ている今日! 就職活動を続けている人もいれば、バイトや遊びの予定を入れている人など、さまざまですよね。1年生はあと1年、2年生は、学生最後の夏。今だからこそできる経験や行動をもう一度見つめ直す期間として、有意義な時間を過ごしてみませんか?先輩美容師たちのアドバイスを参考に、あなたの夏をもっと充実させましょう!
今回は、原宿にサロンを構えるGARTEの代表ATUTOSHIさんにお話を伺いました。
学生時代、これはやってよかったと思うこと、こうすればよかったと思うことを教えてください。
僕は常に、「日本一になる」という目標を持ち続けていました。 だからまずは、クラスで1番、学校で1番、東京で、日本で、とステップを踏んで目標を立てていましたね。『1位』が1番わかりやすいのは、誰かと競うこと。つまり、コンテストで優勝をすること。なので、学生時代はとにかくコンテストに力を入れていました。
これから就職活動を行う上で、大切なこととは?
ぶっちゃけ、希望のサロンに就職できる人って1000分の1以下だと思うんです。
受けたものの落ちてしまった人、自分じゃ無理だと諦めて受けることさえやめる人、親御さんの反対など、さまざまなパターンで希望サロンへの就職を諦めることがあると思います。ですが、たとえそうやって挫折したときでも、支えになるのは「本当になりたい自分」を決めておくこと。自分の本当の目標を決めることが大事だと思います。
例えば、就職をしてから「日本一カットが上手い人」を目指そうと思ったとき、その道って、希望の美容室に就職するよりもはるかにチャンスがあると思うんですよね。そして、そのチャンスってどこの美容室にだって必ずあるはずなんですよ。
要は、「就職する」ことを目標にするのではなく、美容室に就職をした上で、「自分が美容師としてどうなりたいのか」を先に決めることが大切だということです。目標を決めることが、今一番必要なことじゃないですかね。
今年も残すところ4か月!夏休みの過ごし方についてアドバイスをください!
美容師になれば、正直夏休みはないと思ったほうがいいと思います。だから今のうちに、遊び、バイト、練習などでなくなる“わずかな時間”をどのように生み出すといいだろう?と意識しながら過ごすといいと思います。「時間の使い方は自分次第」という考えでは甘えを生んでしまうと思いますし、“わずかな時間”にやり忘れていること、やらなきゃいけないことを思い出す時間を作ることが、さらなる成長に繋がるのではないでしょうか。そんなことを意識してみてください!
就職したいサロンに受かるコツって?
徹底的にリサーチすること!働いているスタッフさんと自分の雰囲気が、似ている部分もあれば少し違う部分を持つことも大切ですね。程よく「個性」を持つこと。
就職活動を控える1年生、2年生に向けてッセージをお願いいたします!
最初にも話したように、”受かる人の方が少ない”、これを頭に入れて行動することです。だから、落ちたとしても自分が次にどこを受ける、何をすべきかを準備していれば、すぐにリカバリーするための行動をとることができますよ。頑張ってください!
(カメラマン:松林真幸/ライター:井上詩織)