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2021-03-19

人気サロンで働く若手美容師の「今」と「未来」Part.1

東京、名古屋、大阪…各地の人気サロンで働く美容師3名に、学生時代のことや入社後など様々なお話を聞いてきました!学生時代にやるべきこと、これから本格的に始まる就職活動についてなど、ヒントに繋がることもたくさんあるかも?ぜひ、参考にしてくださいね。

Part1は、MINX青山店で働く満田さんの記事をご紹介します!リクエストQJ FOR ROOKIES 4・5月号本誌にも同記事が掲載されているのでチェックしてね♪

学生時代の経験、入社後の学びを糧に、自分らしく日々精進!

——待機期間もオンラインで活動しこれからの糧に

美容学生時代は様々なことに興味があったという満田さん。就職活動でも、サロンワークだけでなく撮影やセミナーなど幅広い活動ができるサロンで働きたいという理由でMINX を志望したという。

「MINX を面接したときには、学生時代に積極的に参加していた撮影サークルでの活動や友人たちと協力してセミナーを主催したこと、ワインディングのコンテストでの受賞歴があることをアピールしました。でも、僕は実は人と話すのがあまり得意ではないタイプで。高校の時からそれが必要だと感じていたので専門に入学してすぐ美容関係の集まりに積極的に参加して、コミュニケーション能力を磨いていました」

この頃、日本国内では新型コロナウイルスが感染拡大し、あらゆることに影響が出始めていた時期。

「MINX はスタッフの安全を第一優先にしてくれたのでサロンに立つことができたのは6月になりましたが、他のサロンでは4月に入社した同級生もいて、不安や焦りがなかったといえば嘘になります。ただ、2か月もの長期にわたって、自分の好きなことに時間を使える期間というのは、これから先ほとんどないはず。

なので、自宅待機期間中はサロンの課題をこなしつつ、オンラインを中心に勉強と発信を行いました。リモートのセミナーに参加したり、学生時代から付き合いのあった美容師さんの紹介で、他のサロンの美容師さんが出演するインスタライブで司会やインタビュアーを務めさせてもらうこともありました。新たに得た出会いで未だに関係性が続いている美容師さんもいますよ。」

この時を振り返り、満田さんは続けて「店舗からのフォローもありましたし、この期間に学んだことをこれからの美容師人生で生かしていきたい、という前向きな気持ちが勝っていました。それに、置かれている状況はみんな同じ。その中で自分のできることをやるかやらないかの違いしかありません」と語った。

そんな満田さんを店舗幹部は「得た情報をフィードバックしてくれるのでありがたい存在」だと言っている。

——入社後1年目で店舗の3つの賞を獲得する

入社後、満田さんは、1年目のアシスタントにもかかわらず、お客さまへ提案、店販、アシスタント賞という3つの賞を獲得するに至った。1年目の場合、できる技術が限られている分、お客さまと接する時間も少ないが、それにもかかわらずどのように提案や店販に取り組んだのだろうか。


「たしかに、お客さまと接する時間は限られてきます。僕の場合はいきなりメニューや商品を紹介するのではなく、まずはお客さまの悩みを引き出すことに注力しました。例えば、『今の季節だと乾燥を防ぐシャンプーを使おうと思いますが、ダメージを補修するシャンプーとどちらがいいですか?』などと声をかければ、自然にお客さまの悩みを引き出すことができる。それに対して、カラーのお流しなど2回目のシャンプーのタイミングで『そういう悩みをお持ちでしたら、このあとシャンプー台でこんなメニューもできるのでよかったら』という提案
をしました。それが結果に繋がったと思います」

また、これからどんなことに力を入れたいか聞いてみた。

「学生時代から撮影が好きで取り組んできたので、アシスタント業務やレッスンと並行しながら作品作りはずっとしていきたいです。デビューに向けても、技術はもちろん、頂いた賞をもらった過程での学びも忘れずに、日々頑張っていきたいと思います!」


満田伸一さん
MINX 青山店/アシスタント1年目
早稲田美容専門学校卒
学生時代より撮影やセミナー開催など幅広い視野を持ち活動。入社後もオンライン上で発信をしたり社内の賞を獲得するなど、特に勢いのあるアシスタントとして一目置かれている。

(ライター:須川奈津江 カメラマン:松林真幸)

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