人気サロンの採用担当者が語る採用のポイント「AFLOAT」編
遅刻癖のある人は言い訳の多さも目立つ
－採用審査の段階で「これはちょっと…」とマイナスな印象を抱いてしまうポイントについて教えてください。
接客業なので、話す声が小さかったり、試験官の目を見ながら話ができなかったりと基本的なことができていない場合はマイナスな印象を受けますね。
あとは在学時の遅刻・早退・欠席の数が多いこと。そもそも義務教育ではない美容の道はみなさん自分で選んだ職種だと思いますし、ましてや学費を親御さんに出していただいている人も多いと思うので、こちらとしても「皆勤を取ってやるぞ」というくらいの気持ちで取り組む子が欲しいと思っています。
だから例えいい雰囲気で話していても、成績証明書を見たときに早退・遅刻の回数が多いと疑問を抱いてしまいますし、経験上、遅刻する人は言い訳も多いので、仕事でミスをしたときにも言い訳をしてくることが予想できてしまうんです。だから遅刻やお休みが多い人は正直あまり採用しなくなりましたね。
中途に関しても、自分の人生設計のなかでサロンを転々とすることが必要だったのなら別ですが、周囲の環境を言い訳にして辞めているような場合は「この店も辞めるんだろうな」と想像がつくので印象は良くないですね。
－早期退職された方に共通している点はありますか？
早期退職者は、なんとなく入社してしまったことで「違うな」と辞めていく人と、「入社すれば毎日楽しくて仕方ないはず」とAFLOATへの入社に夢を抱き過ぎたばかりに現実の厳しさに打ちのめされてしまう人の大きく二つに分かれると思います。毎日楽しくサロンワークができるようになるためには、土台として寝る間を惜しんでする日々の努力が必要ですが、そうした下積みや厳しい先輩の指導に耐えられなくなってしまうのだと思います。
︎どちらがより店に立つイメージがつきやすいか
－採用残り枠1名に対して最終候補者が2名。最終的に何が採用の決め手になりますか？
その場合最終候補者の2名はレベル的にも同等だと思うので、「どちらがより店に立つイメージがつきやすいか」が決め手になると思います。そのためにも、再度その人の持つ全体的な雰囲気や、ファッション性を見ますね。
特にファッション性に関しては美容業界に求められる要素でもありますし、そうした若い子ならではの感度の高さを持ち合わせた子が入社することで、周りのスタッフにも刺激を与えられるんです。実は1年目の子の方が美容に対する斬新な考えを持っていたり、30代、40代の幹部が考えるものよりも効率的なシステムを考えていたりといったこともあり得るので、そうした感性の高い子を見極めたいと思います。
