~AFLOAT宮村さんのアシスタント・ナイリーは根性ガール〜トップランナーの「神の右腕」Vol.1
ヘアサロンにとってなくてはならない存在といえば、スタイリストやお店をバックアップする“アシスタント”。
スタッフがお客さまにじっくりと向き合えるのも、アシスタントのおかげと言っても過言ではありません。
なかでも、人気スタイリストの「右腕」とも言えるほどのアシスタントは、誰よりも気が利き、誰よりも動き、そして最高のアシストが必要です。QJナビDAILYでは、そんな「右腕」にフォーカス。
第1回目はAFLOATのCEO、宮村浩気さんのメインアシスタントを務める、Nailey
(ナイリー)さんに取材。超・根性ガールの気合と愛情深さは、自分の仕事のスタンスを振り返させられること間違いなしです。
自分がイケてないことにAFLOATに行って気がつかされた
―Naileyさんは、最初からAFLOAT志望だったのでしょうか?
実は美容学生1年目のときはAFLOATのことも宮村のことも全く知らなかったんです。
でもカラーが好きなので、カラースタイル画像を検索しているとき、保存した4枚のスタイルが全部AFLOATだったんです。
AFLOATってなんだ! と調べてみて、ちょっとサロンに行ってみたいな、と思って次の週からバイトさせてもらうことに。
―学生のときは大阪にいたんですよね?
そう、私決めたらすぐ動くんです!
ちょうど夏休みだったし、大阪から1週間銀座店で研修をさせてもらったんです。そのとき、銀座店で勤務していた髙橋 京佳(現RUVUAヘアクリエイター)に「泊めてください!」ってお願いしました。
―もともと髙橋さんと知り合いでツテを辿って行ったんですか?
いえ! 募集してなかったんですが、学校からAFLOATに問い合わせしてもらったんです。
髙橋には上京して、バイトをしはじめたときが初対面だったんですけど、お金なくて切羽詰まってたので、お願いしました(笑)。
―全く知らない人の家に泊めてと頼むナイリーさんもすごいけど、泊めてくれる髙橋さんの懐の広さもすごい(笑)。1週間のバイトでAFLOATに心が決まったのですか?
初日は感動する前にかなり焦ってしまったんです。
「あ、私大阪にいる場合じゃない」って思うほど、大阪では見たことのないキレイなお客さまをいっぱい見て。銀座店だから、芸能関係の方がいらっしゃることも多くて、それを見てたら自分がイモにしか思えなくなったんです。
大阪に戻り、AFLOATにお客さまとして通うお金を稼ぐためにバイト三昧でした。
実は15歳で家を出て、仕送りも断っていたんですね。学費と東京への遠征費と稼ぐために必死でした。
―東京へは他のサロンも見て回ったりしたんですか?
いえ、そのバイトの日から、AFLOAT以外のサロンへ一回も行ってません。
―取材がはじまってまだ序盤なのに、根性しか見えないです……
私、賢い立ち回りができないんです。
でもバカなりにAFLOATに入社するまでの道のりを必死で考えて、まずは面接までに10キロ痩せて、「AFLOATに入社したいから、痩せました」とダイエット前の写真を持っていったり。
絶対に面接官の記憶に残すことを念頭に、鉛筆で面接官全員の似顔絵を描いて持っていったり。
―それは記憶に残りそう。
自分の作品を見せるよりも、面白いって思ってもらえることが先決だと思ったんです。
あとは、ひたすら
「宮村さんのアシスタントに絶対になります」「AFLOATのために自分ができること」「宮村さんのために何でもします」といい続けました。