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2019-06-17

もう1度確認しよう!募集要項の用語チェック!

応募をする前に、求人票に書かれているデータをチェックするのは基本中の基本。でも、「給料だけわかればいい」「残業の有無だけ知りたい」など、知りたいところだけを確認していては、実際に就職した際にギャップが生じる可能性も。求人票には、企業を判断するために大切な情報がつまっています。ここで一度、正しい見方をしっかりと確認しましょう。

1.初任給

給与は通常、税金や健康保険料、雇用保険料等を含めた金額を言います。つまり、「初任給16万円」と書いてあっても、手取り給与(実際にもらえる給与)はこれらの税金や保険料を差し引かれた額となります。また、給与欄には様々な表記があります。

■「固定給(基本給)」

一定の時間働けば、一定の金額が支払われる給与。

■「基本給+歩合」

月々決められた基本給と個人売上に応じた報酬が含まれた給与体系。

■「完全歩合給」

基本給はなく、個人売上のみに応じて報酬が支払われる給与体系。

2.諸手当

交通費以外に、皆勤や残業手当、住宅・家族手当などが支給されるサロンもあります。店販手当、役職手当、技術手当など、仕事の成果や役職に応じて「手当」が支払われる場合もあり、給与に加算されることもあります。

3.昇給・賞与

「昇給随時」と書かれてある場合は、毎年ある時期に給料上がるのではなく、技術や能力が認められて、それに応じて昇給の可能性があるということ。賞与とはボーナスのことです。

4.休日・休暇

定休日があるのか、無い場合には月に何日休みがあるのか、また夏季休暇・冬季休暇・有給休暇などはあるのかチェック。また、サロンによっては休日の表記が異なる場合もあるので要チェック。

■「完全週休2日制」…毎週2日休めます。

■「週休2日制」…最低月に1回は週2日休めます。

■「隔週休2日制」…1日休みの週と、2日休みの週が交互にきます。

■「月8日休シフト制」…月8日の休みを、いつにするか相談して決めます。

誤解されやすいのは「週休2日」。これは月1回、週2日休めれば、表記可能です。月に6日以上休める「隔週休2日制」よりも、休日が少なくなる可能性もあります。

5.福利厚生

福利厚生とは、従業員とその家族の幸福・利益のために会社がしてくれること。社員寮や社員旅行、研修、社会保険完備などがこれにあたります。

■雇用保険…失業時や休業時に備えて入る保険。

■労災保険…仕事中にケガや病気に備えてのものです。

■厚生年金…企業と従業員が半分ずつを負担し支払うものです。

健康保険…社会保険のほかに、美容国保(東京都のみ)や整容国保(大阪府のみ)のように組合が国に代行して徴収するものがあり、医療費や出産の一時金などはここから支払われます。

6.設立

「創業」とは事業を開始した年、「設立」は会社になった年のこと。個人事業から会社になった場合は創業年と設立年が異なることがあります。

7.資本金

会社の運転資金となる事業の元手ですが、資本金=会社が保有している資産ではありません。会社規模が大きくなれば資本金も増やしていくのが一般的です。

8.従業員数

従業員数は、契約社員やアルバイトを含んだ数、社員数は正社員の数を指します。

“知っているつもり”になっている情報はありませんでしたか?スキルアップや人間関係は自分の努力でどうにかなりますが、福利厚生は後から不満を感じても自分で変えることはできません。しっかりとチェックしましょう!

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