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2019-10-21

どんなときにも「こだわり」を捨てない! OCEAN TOKYO 初の女性スタイリストみなみさんの自分を磨くコツ

マイナスの気持ちをプラスに変えてくれた仲間の存在

スタイリストになってから1年間は女性のお客さま専門からスタートしました。お客さまからのご指名がまだ少なくて、1日1〜2人くらいだったときは、本当につらかったですね。

男性は1カ月に1回はきてくださいますが、女性は数カ月に1回とか、半年に1回とか、カットの周期が長いというのも客数が少ない理由でしたが、とにかく暇なのがきつかったです。アシスタントのときは時間に追われる毎日だったのが、いきなり時間ができて…。会社に貢献できている感じが少なくて、落ち込みました。

そんなとき助けてくれたのが、レセプションの女性スタッフでした。マイナス思考になって何もやる気がなくなってしまっている私の様子を見て、褒めてくれたり、励ましてくれたり。「動画やりましょう」とか「こうしたらもっとよくなるんじゃないですか?」とか、「自分の作品どりをしてみてください」などと集客のための提案もしてくれたんです。彼女のアドバイスで動画撮影や作品どりを積極的にするようになりました。

モデルのお仕事もしていた彼女は計画的に行動する人で、プロデュースするのがうまく、会社のインスタグラムのフォロワー数をアップするのも得意でした。私にもプロデューサーのようにアドバイスをしてくれて、その言葉を支えにがんばり、集客できるようになりました。

私は、SNSや会話などで、自分から何かを発信していくことがすごく得意というわけではありません。彼女のアドバイスによって、SNSという苦手部分にも取り組みましたが、やはり自分自身がこだわりたい「技術力」の部分にも、より一層、力を注ぐことが重要だと感じ、練習は怠らずにがんばりました。今、集客できるようになったのは、そうした努力の積み重ねの結果だと思っています

(応援メッセージ)

どんなにスランプのときも、自分の「こだわり」を決して捨てずに持ち続けること、それをいつか強みにできるよう努力し続けることが大切だと思います。

でも「人と違う何かを」と追い求め、ストイックになって自分を追い込みすぎると、行き詰まってしまうこともあります。そうなってしまうと、自分の考えで動こうとしても、そこからなかなか脱出できなくなることも。

憧れている人、うまくいっている人を見て、その人のまねでいいから、とにかく動いてみることです。この業界はオリジナリティを求められる傾向もありますが、「まね=悪」と捉えずに、まねを、理想形に近づくための一つのステップとして捉えるといいかもしれません。「次は誰のまねをしようかな」という感じで気軽にやってみると仕事が楽しくなりますし、自然に自信がついて、自分を取り戻せるようになると思います。

プロフィールOCEAN TOKYO Sunnyスタイリスト
みなみ

静岡県出身。静岡アルス美容専門学校卒業。通信制の高校と美容専門学校を掛け持ちして学び、18歳で美容師免許取得。19歳で「OCEAN TOKYO」入社、OCEAN TOKYO配属。20歳でスタイリストデビュー。「OCEAN TOKYO」初の女性スタイリストになる。ナチュラルで女性目線を生かしたスタイルが男女問わず人気。透明感のあるカラーを得意とする。

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