【YouTube:カラーレシピ公開】GARTEオオハライッセイが挑むセクションカラー×ウルフカット2021
ウルフはイメージを把握することが重要
「ウルフカットは大きく分けて3種類があります。1つ目は前髪とサイドのラインを前上がりにつなげていく方法。2つ目は顔まわりに長さを残し、前髪とサイドは繋げない方法。最後の3つ目はメンズライクになりますが、サイドは前下がりで触角ヘアを残す方法。ウルフはデザインの幅が広いので、お客さまからウルフをオーダーされた時には、イメージ像を把握することが大事です」
今回は、前髪とサイドをつなげないウルフに決定。まずはイヤーツーイヤーで分けとり、フェイスラインに沿ってカットします。続いて横スライスをとって手前に引き出し、グラデーションを入れます。
バックは、襟足は切らないで残し、アウトラインに向かって長く残るように引き出してカット。前方にオーバーダイレクションをかけることで、余分な重さをとりながら、後頭部に丸みを出して立体的に仕上げます。
ポイントになるのが、サイドに隠れレイヤーを入れること。イヤーツーイヤーまでを水平にとり、そこから真上に引きあげてカットします。「かなりカットしているように見えるかもしれませんが、これがハチ周りのシルエットを引きめてくれる効果があるんです」とイッセイさん。
最後に眉上でカットしてバングを仕上げます。スタイリングは、ストレートタッチで個性的なラインをそのまま楽しんでもよし、アイロンで巻いて動きを出してもよし。さりげなく効かせたアクセントカラーもポイントになって、デザイン性の高い個性派ウルフが完成しました!
大原一晟(オオハライッセイ)
GARTE/アートディレクター
千葉美容専門学校を卒業後、大手サロンに入社。その後、ロンドンのサスーンアカデミーに半年間留学し、GARTEに入社。サスーンで学んだカット技術、カラー技術を生かしたモードなスタイルを得意としている。
インスタグラムID :issey_ohara
(photo +movie /トカジショウタ)