「絶対に負けたくない!」数十名もの同期の中で、ライバル同士になった二人!
――美容師として働いている中で、同期に支えられているな、と思うことはありますか?
光野さん めちゃくちゃあります! 先程翼にも言われましたが、私は入社したときから目立っていたこともあり、「自分は一目置かれる存在なんだ」ということを社内でアピールしたくて、プライドがものすごく高かったんです。だから先輩から厳しい指摘をもらうこともあったのですが、そんなときに導いてくれたのは同期でした。「そんなこと言っちゃだめだよ」とか「玲奈もこっちに来て一緒にやろう」とか声をかけてくれて、みんな本当に優しいんですよ。涙を流したこともたくさんありましたが、同期のおかげで乗り越えられました。
橋爪さん 同じような経験、僕にもあります。僕も結構ガツガツ行くタイプで、先輩のヘルプは積極的に入るようにしていたんです。そうすると、自分の技術は上達するけど、アシスタントの他の仕事である掃除とかは手が空かないのでできないんですよね。自分はそれで良いと思ってやっていたのですが、ある日、同期に呼び出されて「感謝の気持ちはないのか?」と言われてハッとしましたね。
光野さん そういうのをちゃんと言ってくれるなんてありがたいね。
橋爪さん そう! 言ってもらえなかったら勘違いして調子に乗っていたと思います。
――同期や仲間がいてこそ仕事が成り立つんですね。最後に、美容学生に向けてメッセージをいただけますか?
橋爪さん とにかくたくさん遊んでほしいです! あと、1年目のアシスタントは忙しい上に使えるお金も限られているので、学生のうちにたくさんバイトをして服を買っておいた方がいいです。あとは、SNSのフォロワー数は増やしておくと、美容師になったあとも何かと有利です。
光野さん SNSは確かに大事ですね。私は、Instagramは人の見た目と同じだと考えているんです。お客さまは、インスタ=見た目で私がどんな美容師なのかを判断して予約を入れてくれているはずなんです。インスタを入り口に新しいお客様と出会えたら、あとは人間性で勝負! なので、人として大切なことも学生のうちに学んでおけると良いと思います。
――今日はありがとうございました!
<プロフィール>
光野怜奈 ZEST吉祥寺店/スタイリスト
橋爪翼 ZEST八王子店/メンズスタイリスト
<取材サロン>
HAIR&MAKE ZEST/ 株式会社フジプランニング
〒180-0003 東京都
武蔵野市吉祥寺南町1-12-13 アトムビル1F