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2022-06-01

「アイツがいるから自分も頑張れる!」MINXで切磋琢磨しあう、深い絆を持つ二人

~同期トーク企画 第一弾~

MINXで昨年デビューした和田さんと秋山さんは同期同士で、現在、サロンワークでもクリエイティブでも活躍中です。そんな二人はアシスタント時代、どんな風に切磋琢磨してきたのでしょうか。同期ならではの思い出のエピソードやこれからの展望、そして美容師の魅力ややりがいについて語っていただきました。

(写真左から)
MINX銀座五丁目店デザイナー秋山拳太郎さん、MINX青山店デザイナー和田流星さん

苦労したモデハン。でも、諦めて家に帰るのは絶対に嫌だった

――お二人は、MINXの入社試験の時から、交流を深めていたと聞いています。アシスタント時代はどのように過ごされていましたか?

秋山さん 当時は今と違って、ものすごく細かいカリキュラムがあったので必死でやらないと終わらなくて、僕も和田くんもとにかく練習とレッスンに明け暮れていました。

和田さん そんな中での楽しみが、自分の作品を作って撮影をすることでした。

――当時を振り返って、一番思い出深いのはどんなことですか?

秋山さん 入社2年目のときに、サロンのヘアショーモデルを探す“モデル係”というのに、任命されて、それはがむしゃらにやりましたね。当時は、今ほどInstagramでのハントは主流になっていませんでしたし、自分の目で直接見て依頼したいという気持ちが強かったので、とにかく街へ出てモデルさんを探していました。和田くんも同じモデル係だったので、街中で会ったりして、「モデルさん見つかった?」とか「カリキュラムどれくらい進んだ?」とか話していたよね。

切磋琢磨したアシスタント時代の二人

和田さん そうそう。モデハンがうまくいかず夜になってしまうと、モデルをしてくれそうな女性も歩いていないんだけど、諦めて家に帰るのが嫌でね。

秋山さん モデハンは苦手という美容師さんは多いかもしれませんが、2年目で任された重要な仕事だったので、やりがいがものすごくありました。

和田さん 思い出といえば、僕は3年前に秋山くんが住んでいる駅に引っ越したのですが、サロンワークが終わって駅の近くの牛丼屋さんで美容のことを何時間も語り合ったよね。

秋山さん アシスタントだしお金もそんなになかったけど、和田くんはいつもサラダも食べてたよね(笑)。

和田さん それを言うなら、秋山くんは牛丼をスプーンで食べてたじゃん!

――プライベートでも仲が良いお二人ですが、デビューのタイミングも同じですか?

秋山さん 僕は昨年の4月にデビューしたので、今ちょうど1年です。(取材当時)

和田さん 僕も昨年の1月にデビューしたので、同じようなタイミングですね。

頑張ってもチャンスが巡ってこないこともある。でも、同期がいるから頑張れる

――アシスタントの時の努力や経験を経て今、手応えを感じているのはどんなことですか?

秋山さん 手応えというのは、まだ正直感じていないかもしれません。トレンドはどんどん変わっていくので、それを探すために作品を作ったり撮影したりしているという感じです。コンテストも挑戦を続けていきたいです。

和田さん 美容師って、頑張ってもチャンスがめぐってこないことも多いじゃないですか。アシスタント時代は、それで苦しい経験もしましたけど、スタイリストになったときにようやく外部からの仕事をもらえるようにもなり、その点では、手応えはあります。でも、現状に満足せずに、まだまだたくさんのことを吸収してチャンレンジしていきたいです。

――がんばってもチャンスが巡ってこないという時に、どんなことを励みにしていましたか?

和田さん それは本当に、頑張っている同期がいたからに他なりませんね。自分だけが悔しい思いをしているんじゃなく、同期も同じ経験をしているから、頑張ろうって。

秋山さん それで言うと、今は、お互いの売上とかも結構気にしているよね。抜かされると悔しいとかではないけど、「あぁ、頑張っているんだな。自分も頑張ろう!」って思える。

――美容師のどんなところにやりがいを感じていますか?

和田さん 簡単には1番にはなれないところに魅力を感じています。でも、クリエイティブ、売上、インスタなど、いろいろな種類の1番があって、まだまだかなわない人たちがいっぱいいる。そういう人と身近に働けるのは刺激的で楽しいです。

秋山さん お客さまに喜んでもらえる、というのは第一にあるとして、僕個人としては、どんどん変化するトレンドを身を以て感じながら仕事ができることですね。前髪一つ取っても、半年くらいでトレンドは変わりますし、その変化に気づいて自分の作るスタイルに取り入れられるのが楽しいです。

北海道と福岡出身の二人、MINX入社試験で知り合う
現在、デザイナーとして活躍中の二人。仲の良さは変わらず。

――最後に、美容学生さんにメッセージをいただけますか?

秋山さん 友達をたくさん作ってほしいですね。美容師同士ならいつも励まし合って切磋琢磨できるというのはもちろんのこと、他業種の友達でも、自分の視野も広がりますし、アパレルの友人やカメラマンさん、モデルさんがいれば撮影で協力をしてもらうこともできるので! 今、自分が築いてきた人間関係がすごく生かされているので、学生さんにもリアルな交友関係を大切にしてほしいです。

和田さん 美容学生のみなさんは、それぞれ夢があると思います。働き始めると、その夢が大きな夢であるほど、現実の自分とマッチしなくて、辛くなってしまうこともあるんですよね。だから、大きな夢は抱きつつも、1〜2年くらいのちょっと先の目標を掲げながら動くといいと思います。学生さんだったら、コンテストや就活などを目標にすると、今やるべきことが見えてくるし、達成した時にはすごい達成感を得られて、楽しめると思いますよ。

――本日はありがとうございました。

(フォトグラファー:松林真幸 ライター:須川 奈津江 )


<プロフィール>

MINX青山店デザイナー
和田流星(わだ りゅうせい)
北海道札幌市出身。2016年北海道理容美容専門学校卒業。2017年4月MINX入社。「全ての関わる人をhappyに。」をモットーにサロンワークでもクリエイティブでも活躍中。ボブとショートを中心にしたニュアンスカットでリピーター率の高さが売り。
MINX銀座五丁目店 デザイナー
秋山 拳太郎(あきやま けんたろう)
福岡県出身。2017年大村美容ファッション専門学校卒業。同年MINX入社。2021年4月デビュー。雰囲気の出るポイント、似合わせポイントをデザインするのが得意。アイドルやプロモデルの友人も多く、人柄のよさとセンスある技術に定評がある。

<取材サロン>
株式会社MINX World
東京都港区南青山6-7-7 ファーロ南青山401
https://minx-net.co.jp/

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