リクエストQJ講師が教える、美容学生の就職活動HOW TO~その② 自己PR編~
「自撮りは自然に盛れるのに、自己PRは全然盛れない」。ここ数年、数多くの美容学生と接してきて、わたしたちが感じる印象です。良く言えば「謙虚」。だけど、就職活動において、その謙虚さはいりません。
自己PRも自撮りと一緒、「いかに自分を魅力的に伝えられるか」がポイントです。 今回、全国100校以上の美容学校で就職活動の講義を行う、リクエストQJの講師から美容学生の皆に伝えたい就活HOW TO第二弾は、「自己PR」です。
志望動機 ガクチカ 強み弱み
QJ講師:シモサカ 自己PRの3大ポイントは「志望動機」「学生時代力を入れたこと(ガクチカ)」「自分の強みと弱み」です。この3大ポイントを押さえる上で、大事なことは、【それがサロンでどう活かせるの?】です。
<志望動機>
まずは、求人票やスマホで調べた情報だけじゃなく、実際サロンに行って感じた魅力を伝えよう。他サロンと比較して「どこが良かったのか」「そのサロンじゃなきゃダメな理由」も伝えられるとべスト。その上で、サロンに自分が入って「どんなメリットがあるのか」「どんなことをしたいのか」をしっかり伝えましょう。
<ガクチカ>
部活・アルバイト・キャンパスで熱中した内容をエピソードを交えて具体的に伝えよう。何かにハマった経験が重要です。採用担当者は、学生のハマった・夢中になった経験を聞いて、仕事面でも継続性があるのかチェックします。さらに、「学生時代の経験で得たことが、サロンでどう生かせるのか」までまとまられるのが理想です。
<強み・弱み>
自分の強みについて、具体的なエピソードを交えて伝えよう。そしてその強みが「サロンワークや行きたいサロンでどう役立つのか」までまとめることが大事です。また、自分の弱みを弱みのままで終わらせない!その弱みは、強みの裏返しであったり、きちんと自覚して改善に取り組んでることをアピールしよう。
自己満足で終わらない
QJ講師:シモサカ 人気サロンでは、応募や面接の際「1分間で自己PRをお願いします」というケースが多々あります。ここで重要なことは、決められたルール通りに行うことです。とくに自己PR動画の提出を求められるケースでは、「何秒以内なのか」「編集・加工はOKか」「内容は決まっているのか」など、しっかり求められている条件を確認しましょう。近年は、ヘタに爪痕を残そうと、意味もなく歌を歌ったり、モノマネをしたり、一発芸をしたり…そういったウケ狙いの自己満足的な内容よりは「自分の言葉でしっかりと想いを伝える」「明るく笑顔を忘れないこと」を重要視するサロンが多いと思います。先生や友人・先輩など他の人に必ずチェックしてもらい、 納得いくまで何度も撮り直しましょう。
人気サロンでも、自己PR動画の提出が増えています。ある原宿のクリエイティブ系人気サロンの代表が「自己PR動画は、履歴書よりもはるかにその学生の雰囲気や印象が分かって、採用審査効率が上がる」と言っており、一次選考の重要なポイントにしていました。今後もこの流れは続いていくと思います。
キャラクター診断がおすすめ
QJ講師:シモサカ 学校で講義をしていると、「自分の強みや弱みが分からない」「自分に合うサロンが分からない」という美容学生が多いなと感じます。そんな美容学生にオススメしたいのが「美容師キャラクター診断」です。
<美容師キャラクター診断とは>
1970年代からアメリカの心理学・人間学で発展してきた”エニアグラム”を応用した美容師向けの性格診断コンテンツです。エニアグラムは、「人間の性格は、9つの類型に分類できる」とする理論から、ビジネス・教養・カウンセリングなどで幅広く利用されている性格診断で、自己成長を支援するシステムのひとつとして用いられています。日頃、気づいていない意識の深層にある欲求や動機を理解することで、本来自分が持っている潜在的な可能性や能力を活かしていくためのヒントが見つかります。
美容師の仕事はどこでも一緒ではありません。美容学生も得意・不得意みんな違います。 「どんなサロンが向いているかな…」悩んでいる学生も、自分の性格を分析すれば自分らしく働くヒントが見つかるはず。「美容師キャラクター診断」であなたにぴったりなサロンを見つけましょう!
志望先や気になるサロンが決まって、一サロンに訪問する際は「社会人マナー」を極めていきましょう。次回は、社会人マナーについて、詳しくお話したいと思います。
■今回の記事内容の詳細は…
リクエストQJ別冊「美容学生のための就活ガイド~スタートマニュアル2024~」P18に掲載しています。欲しい方は、
✉kikaku@seyfert.co.jp まで
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