2024 Beauty show 「Fan+」#あなたのファンになりました 大阪ビューティーアート専門学校 イベントレポート!
2024年7月19日、吹田メイシアターで大阪ビューティーアート専門学校主催のイベント「ビューティーショー2024」が開催されました。
リアルタイムの配信も行う中で、多くの在校生、先生、家族、一般のお客さま、また未来のビューティーアート生となる学生の姿も多く見られ、満席となる会場。
今回のイベントテーマは、“「Fan+」#あなたのファンになりました ”。
一人ひとりの個を尊重し、様々な価値観を共有する多様性の時代。
その中で美容業界を生き抜くために、このビューティーアートショーの中で、
「お客さまを魅了する=ファン(Fan)をつくる」
「自分たちの個性=プラス(+)を表現する」
そして今までのビューティーアートショーを超えるために、“嗅覚”をプラスして魅了する。今の時代を最大限表現するテーマをのせ、多くのファンの前でのパフォーマンスを迎えました。
舞台に立つ、裏方の準備にまわる、応援する、全ての学生が全力でこの1日に向かって準備してきたことを、会場の雰囲気でひしひしと感じることができます。
美容科/ヘアメイク科/トータルビューティー科2年生の各クラス(合計15クラス)が全7チームに分かれて、パフォーマンスを行っていく中で、ショー全体のコンセプトである「香り」でつながるストーリー構成。
1章 アンバーノート(クラス名:T2A、T2B)
2章 バルサムノート(クラス名:B2A、B2B)
3章 スパイシーノート(クラス名:H2A、H2B、H2C)
4章 オリエンタルノート(クラス名:T2C、T2F)
5章 レザーノート(クラス名:B2D、B2F)
6章 グルマンノート(クラス名:T2D、T2E)
7章 フゼアノート(クラス名:B2C、B2F)
実行委員会のメンバーが司会を務め、観客にビューティーショーのあらゆるテーマを伝え、これから始まるショーへの期待感が膨らんでいきます。
それぞれのパフォーマンスが、今日を最高の舞台にするべく、一体となってつないでいく。デジタルパンフレットにも、それぞれの香りの特徴が書かれており、見終えた今となっても、誰もが各チーム納得のパフォーマンスだったと感じるでしょう。
また、会場全体で盛り上がるよう学生たちのリアクションにまで工夫がされており、舞台に立つ先輩を見守る1年生たちを中心に、全力で一体となって応援している姿が印象的でした。
日々の学生生活で、1年生と2年生の関わりも多いため、すでに1年生それぞれに「ファン」の先輩がいて、「推し・憧れ」の先輩がいる。楽しい日常を想像させるに充分な関係性を感じます。
先輩の晴れ舞台を盛り上げるため、「1年生のダンスパフォーマンス」からショーがはじまります。キレのあるダンス・一体感と、若さ・躍動感を会場に伝え、それが熱気に変わる。
そして、その熱気をさらにヒートアップさせていくように、美を表現するヘアメイクと衣装、音楽と照明が魅惑的な相乗効果を生んでいく。
照らされたライティングの中で、堂々としたパフォーマンスを見せる学生たち。ランウェイを歩く姿にも自信に満ちており、今日までに費やした準備・努力の時間を想像させます。
各チームの再登場で「せーの!」の掛け声でキメるポーズや、全力の笑顔も素晴らしく、充実感に満ちていました。
今回2~3クラスが合同のチームになっている理由は、それぞれの「得意な分野」を活かしていくため。メイクが得意、ネイルが得意、ヘアアレンジが得意など「それぞれ得意を武器に活躍できる場所がある」ことを証明し、各チーム最高のチームワークが、見事な形となっていました。
1章~7章の物語。ひとつの章の終わりには、大きな拍手が鳴り響く。
学生の集大成が、この日、吹田メイシアターに集まる。まわりの観客の涙からも感じられる、これまでのたくさんの努力と、楽しくも苦労のある準備の時間。
ショーの終盤、きょうの日を迎えるまでのたくさんの想いや素直な気持ちを、司会を務めるメンバーが代表して皆に伝える、その姿に多くの感動がありました。ショーがはじまるまでの不安な気持ちを振り返りながらも、「このショーは、私の誇りになった」「私たちの集大成です」という想いをみんなに伝え、また最後には、後輩である1年生にメッセージも。
そして一番大きな想いは、このイベントを成功させるために、クラスの垣根を越えて一体となって進んでいけるように、毎日真摯に全力で関わって支えてくれた「先生方」や、自分たちをずっと見守ってくれる「親」への「感謝」。生徒たちが涙を浮かべながら語る姿は、会場全体に、温く優しい想いをしっかりと届けてくれました。仲間、クラスメイト、先生、家族。“大切なものを、大切に感じられる場”としても、大きな意義を感じた「ビューティーショー2024」。
「1位は、自分たちがつくったショー全てです!」
この言葉が表わすように、宝物となった時間があること。そして、がんばるその先には、必ず多くの成功と成長があると信じること。
半年後、美容業界に羽ばたいていく学生たちが、多くの人、そして「ファンから応援される」、そんな未来へとつながっていることを、心より期待しています。