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2025-07-01

「アリガトウ」でつながる輪。急成長の先輩後輩ペアに聞くJAPAN流の教育とは?

大阪・京都へのアクセスがよく、住みやすいベッドタウンである奈良を拠点に12店舗のコンセプトサロンを展開するJAPAN。創業以来、時代に合わせた多彩なビューティサービスを展開し、人も店舗も成長し続けるなか、その成長の根幹にはあるのが「JAPAN流の教育」です。今回は入社8年目の杉本朱里(すぎもと あかり)さんと、その後輩である入社6年目の藤井歩美(ふじい あゆみ)さんが対談。JAPANで過ごす日常から教育のあり方を探りました。

(写真右) 杉本朱里さん 奈良県出身/ル・トーア東亜美容専門学校卒
(写真左) 藤井歩美さん 奈良県出身/ル・トーア東亜美容専門学校卒


JAPANで代々受け継がれる、感謝の心と「アリガトウ」の輪

―JAPANに入社した決め手はどういうポイントでしたか?

杉本さん:奈良県出身だった私はもともと県外での就職を考えていましたが、高校時代のバイト先の先輩がたまたまJAPANで働いていたんです。ある日の営業終わりに、カットモデルに呼んでもらったのですが、その時のサロンの雰囲気がとても良くて。スタッフ同士が楽しそうに話している姿に惹かれて「私もこんな和気あいあいとしたサロンで働けたら楽しいだろうな」と感じたのが、志望したきっかけです。藤井さんと会ったのは、確か就職ガイダンスだったよね。

藤井さん:私は大阪での就職を希望していたのですが、専門学校の就職ガイダンスでひと通り大阪のサロンを回った後、「ちょっと他のエリアも見ておこう」っていう軽い気持ちでJAPANの説明を聞きに行ったんです。そこにいたのが杉本さんでした。ガイダンスをキッカケに、一度お客さんとしてJAPANに足を運んで、カラーをしてもらったんです。私もその時に感じたスタッフやサロン全体の雰囲気に惹かれちゃって。もともと「人間関係」を重視してサロン選びをしていた私にとっては、ピッタリのサロンでした!

―入社してからのギャップはなかったですか?

杉本さん:入社する前は私も「現場の雰囲気ってピリピリしてるんじゃないかな…」って不安に感じていましたが、なんと言ってもJAPANはフランクそのもの。先輩や後輩問わず、お客様も含めてみんなが仲良し。その雰囲気や風土を作っているのは、やっぱりJAPANが昔から大切にしている「アリガトウ」という言葉だと思います。たくさんの「アリガトウ」という感謝の言葉に包まれる環境は、自然と人を笑顔にし、心も豊かにしてくれますからね。

藤井さん:床を掃いていたり、洗い物をしたり、スタイリストのヘルプに付いたり。アシスタントとして当たり前の仕事をしているだけでも「アリガトウ」って色んな人が声をかけてくれるんです。その言葉は当時自信のなかった私の背中を何度も押してくれました。「感謝の気持ちを忘れない」ということを教えられている訳でもないのですが、みんなが自然と口にするんですよね。「感謝」という基本理念が、先輩から代々受け継がれていて、今や当たり前の風土になっています。

杉本さん:個人プレーがベースのサロンも多いと思うんですが、JAPANはチームプレーが基本。人と人をつなぐ「アリガトウ」という感謝の心があるから、仮にスタッフの誰かが困っていたら助けるのは日常茶飯事です。それこそ「忙しかったけど、5分だけ手が空いた時には誰かをサポートする」みたいな行動を全員が取るので、お客様を待たせることなく満足いただけるサービスにつながっていると感じます。

「サロンワーク×アカデミー」で学びと実践を繰り返し、早期デビューへ!

―「人の良さ」以外に、JAPANに入社して感じた魅力はありますか?

杉本さん:やっぱり教育の部分は手厚いですね。私と藤井が入社した当初はブラザーシスター制度を設けていて、レッスンをするときはペアを組む特定の先輩が隣で教えてくれていました。レッスンの進捗を確認しながら丁寧に教えてもらえるメリットがありましたが、2人の予定を合わせながらレッスンを進めていくため、どうしてもスピード感がなかったんです。一方で今は「早期デビュー」をサロン全体で掲げていて、レッスンはウィッグがメイン。先輩が付いていなくても自分で時間を見つけてマイペースにどんどんレッスンして、ステップアップできる環境に変わりました。

藤井さん:ペアを組む先輩はいないけど、周りには優しく丁寧に教えてくれる先輩がたくさん。私も同じく後輩にアドバイスを求められたら、俄然やる気が出ますからね!(笑)あとはアカデミー制度を取り入れている部分も成長を後押ししてくれます。月に1回、同期のみんなで集まって、一流のスキルを持った幹部がレッスンしてくれるんです。店舗に戻った後、教わったレッスン内容を復習する時も、分からなければ先輩に聞けるのでどんどん技術を身につけることができます。

杉本さん:「アカデミー×サロンワーク」で学びと実践を繰り返して、早期デビューを目指すイメージですね。最近では1.4年でデビューした男性スタッフもいたり、若い世代がどんどん頭角を表してきていますよ。

―早期デビューだからこその経験の不安はないのでしょうか?

藤井さん:やっぱり不安はつきもの。お客様への施術をどんどん経験して、キャリアを積んでいくしかありません。でも、JAPANでは困ったときこそ、周りが支えてくれます。お客様の要望や髪質も1人ひとり同じことはなく、デビューしたての頃は私も不安でいっぱいでした。「この部分をこうやってカットしたんですが、どうですか?」「カラーの薬剤をこれにしたんですけど、どうでしたか?」などその都度アドバイスをもらうようにしたり、施術前にどうしても分からないことがあれば、先輩が一緒に付き添って見てくれました。「今、質問したら邪魔じゃないかな…」って心配する必要もありません。先輩に聞きに行けば、どんな時も必ず手を止めて聞いてくれるし、逆に聞かない方が怒られるって感じ(笑)

杉本さん:JAPANでは「助け合う」「教え合う」ことに上下はないよね。それこそベテランのスタイリストが若手に聞くことも珍しくないし、「お客様にこの髪色を指定されたんだけど、薬はこれとこれで行こうと思うけど、どうかな?」って聞くことも。JAPANはスタッフの数が多い分、得意分野は人それぞれ違います。だから、「ここで迷ったらこの人に聞こう」というように、どんどん質問しながら成長できるんです。

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