アシスタントでも「サロンワークとヘアメイク」を両立できる。Laf from GARDEN 柏田彩乃
雑誌の撮影現場へ赴き、ヘアメイクをやりたいと願う美容学生は多いと思います。でもどうやったらできるのでしょうか。ということで、今回はLaf from GARDENのスタイリスト柏田彩乃さん(取材当時はアシスタント)に会いに行ってきました。柏田さんはサロンワークをこなしつつ、アシスタントながら撮影のメイクを担当。もともとヘアメイクを希望していた柏田さんは、あることを実践し、やりたいことを実現させました。この ”あること”とは?
ヘアメイクをやりたいとアピールし続ける
はじめまして。Laf from GARDENのスタイリスト柏田彩乃です。
今回は、「サロンワークとヘアメイクを両立させる方法」をテーマに、私がアシスタント時代に実践してきたことを話したいと思います。
もともと雑誌や映画のヘアメイクさんを目指していましたが、美容学校に通ううちに髪もカットできるようになりたいと思い、ヘアメイク事務所でありつつ美容室もやっている会社に就職しようとしました。でも、周りの人に 「雑誌や映画の現場へ行きつつ、髪を切れるようになりたい」と希望を話したら、それは難しいと言われました。
そこで撮影の機会の多い美容室に就職すれば、髪を切れるし、撮影現場にも行けると思い、方向転換。撮影現場へ行くチャンスの多いGARDENに、ご縁もあって内定をいただけました。
いざ、GARDENに就職! でも働きはじめてすぐに撮影現場に行けたわけではありませんでした。働きはじめて4年が経ちますが(2022年10月時点)、最初のうちはちばらく行けなかったんです。なので、ずっと「撮影のヘアメイクがしたいです」と口に出し、作品撮りをしたりして、私はヘアメイクができます!と会社アピールし続けていました。この時、ただアピールするのではなく、Instagramを通して自分のセンスを魅せることに注力しました。
そうやってアピールし続けていたら、撮影を担当することの多い先輩のアシスタントになることができ、撮影現場に同行できたんです。初めての現場は緊張の連続でした。先輩からいきなり「メイクしておいてね!」と言われ、やったのですが全然ダメ。スキンケアに時間をかけてしまい、時間オーバー。結局、先輩がメイクを仕上げてくれました。
2回目以降はスピーディーに仕上げるように心がけましたが、アイシャドウを直されたり、眉を描かせてもらえなかったりと、合格はもらえず仕舞いでした。