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2021-02-02

有名サロンMINXの魅力は、「目標にできる先輩美容師がたくさんいること」

原宿・銀座を中心に展開する有名サロンMINXには、やる気に満ち溢れたアシスタントがたくさん在籍しています。現在、入社4年目で今年デビュー予定の銀座5丁目店の花岡瑠斗さんもその一人。MINXを選んだ理由や働いてみて感じたことについて伺いました。

※写真撮影・取材時のみマスクを外しています。


――MINXは、いわゆる“有名店”ですが、花岡さんの中では、有名店志向というのがあったんですか?

はい。東京で美容師をやりたいと考えていたので、やるからには有名店で、と決めていました。美容学生だったときも、月に1〜3回原宿や表参道にあるいろいろなお店に通っていました。

どのお店にも素敵なスタイリストさんがいらっしゃいましたが、中でもMINXには、とくに魅力のある美容師さんがたくさんいると感じ、絶対にここで働きたいと思ったんです。

――MINXどんな点に魅力を感じたのでしょう?

カリスマ性のある美容師さんがたくさん働いているということと、接客の心地よさです。

僕は原宿店にお客さまとして通っていたのですが、担当のスタイリストさんにいろいろと話を聞こうと思ってスマホのメモ帳を開いてスタンバイしていたんです。

そこにスタイリストさんがやってきたときに、僕のスマホのバッテリーが少なかったことに気がついてくれて、「私物だけど、よかったら使って」と充電器を貸してくれたんです。「こんなことにまで気づいてくれるのか!」と感激したことを覚えています。

――志望をMINXに定めたあと、入社するためにどんな努力をしましたか?

僕は、美容学生時代はとくに成績が優秀だったわけでもありませんし、朝に弱くて遅刻も少なくありませんでした。そんな僕の、唯一の武器だったものが「話すのが好きなこと」でした。自分の強みをアピールできるのはこれしかないと思い、面接の練習をとにかくたくさんしましたね。

僕が卒業した原宿ベルエポック美容専門学校は、美容師科のほかにヘアメイク科とトータルビューティー科があるのですが、普段ほかの科の先生と接することはあまりないんです。

そこで、「話したことのない大人の方が、本番さながらの緊張感を持って面接できるのでは」と考え、他の科の先生方に面接の練習を手伝って頂きました。やってみると「こんな質問までされるんだ!」という発見がたくさんあり、「大人たちは本質を見抜く目を持っているから、付け焼き刃や嘘は通用しない」ということを感じました。

練習の甲斐があってか、実際の面接では手応えを感じながら選考に進むことができました。

――入社後は、希望していた原宿店に配属されたんですよね。実際に働き始めてどうでしたか?

美容業界、とくに有名店は体育会系のイメージがあったので、めちゃくちゃ先輩に怒られるというのは覚悟していました。でも、入社してみると、思っていたよりも怒られないどころか、ちょっと掃除をするだけで先輩が「ありがとう」と声をかけてくれたりして、驚きました。ピリついた雰囲気というのはまったくありません。

ただ、技術の面では苦労したこともありました。というのも、僕は最初のブローのチェックでつまずいてしまって。入社してすぐはとにかく手探りで「このやり方で合っているんだろうか」とわからないまま練習しなくてはいけません。だから、うまくいかないと「この練習やカリキュラムに何の意味があるんだろう」と疑問が湧くこともありました。

でも、1年ほどアシスタントをしていると、サロンワークの中で「あの練習の意味は、こういうことだったのか」と納得できる場面にいくつも遭遇します。先輩方が何十年もかけて築き上げてきたカリキュラムには、やっぱりちゃんと意味があるんですよね。

僕たちやそれより下の世代の美容師は、先輩に何か教わったときに、「なんでこんな面倒なことをやらなきゃいけないんだろう」と反発する人もいると思います。でも、僕は、長年続けられてきたことは素直にやってみる価値があると思いますし、それを実感しています。だからなのか、MINXのスタッフには「素直」な人が多いように感じますね。

――最後に、就職活動中の美容学生にメッセージをいただけますか?

学校の授業や練習はもちろんですが、プライベートの時間を大切にしてたくさんの人に会ったり色々なところに足を運んでほしいと思います。そうして増やしていった経験やボキャブラリーが、さまざまなお客さまを接する美容師になったときに役立つと思います!


花岡瑠斗
MINX銀座五丁目店/アシスタント
神奈川県藤沢市出身。原宿ベルエポック美容専門学校卒業。原宿店を経て2019年より銀座五丁目店に勤務。現在はアシスタントとしてデビューに向けて準備を進めながらSNSでインナーカラーを発信。2020年はインスタグラマーのフォロワーが5000人を突破した。
https://www.instagram.com/ryuto_1026/
https://minx-net.co.jp/


(ライター:須川奈津江 カメラマン:金田裕平)

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