toggle
2019-06-01

Violet前原穂高先生に聞く! 【1限目】新米美容師に伝えたい5つの心得

【1限目】

美容師1年目に意識してほしい5つのこと

1.感謝する

さきほど社会人になるまでは、みんなで同じレールに乗って進んできたという話をしました。自分の力で歩いてきたんじゃなくて、誰かがつくってくれたレールの上を歩いてきていたんです。だからこそ、今いるところまでレールを敷いて、運んできてくれた人たちに感謝してほしい。そして、一番感謝すべきなのは、やはりご両親ですよね。

Violetでは、初任給にご両親にプレゼントを買うための手当をプラスしています。そのプレゼントには、感謝を込めた手書きの手紙を添えます。美容師の世界に飛び込んだばかりのピュアな気持ちで書いてもらうのです。手紙を読ませてもらうと、なかにすごくいいことが書いてあるんですよね。そのスタッフがやめそうになったときに、読み返してもらうこともあります(笑)。

感謝できる人間かどうかを大切な価値基準にしているので、Violetでは採用面接でも「これまで自分が壁を乗り越えられたことに対して、周りに感謝したエピソードはありますか?」などと聞いているんですよ。

新社会人のみなさんには是非、感謝を伝えることを大事にしてほしいですね。

2.メモを書く

僕は専門学校のころからノートにメモをする習慣があります。学生時代は学科が得意で、同級生に聞かれたときに教えたりもしていたのですが、そのときに口頭で伝えるよりも、文章や図解にしたほうが伝わりやすいと感じたことがきっかけです。その習慣は今もずっと続けていて、サロンのスタッフを教えるときにも、伝えたいことをまとめた「穂高ノート」というノートを使っています。人にわかりやすく伝えるために始めた習慣なんだけれど、ノートに書くことで頭の中にあるものがすっきり整理されるというメリットもあるんですよ。

ちなみに、今の僕はノート2冊体制です。1冊のノートはインプット専用。セミナーを受けて学んだことや、本を読んだ感想などを書く、メモ用ですね。2冊目のノートには、インプットしたことに対する自分の考えをまとめるアウトプット用です。ちなみに、ペンは黒と赤を使っています。黒に気づいたことを書き、赤でそれに対する考えを書くという具合です。インプットとアウトプットの両方をすることで、学んだことがより身に付きやすくなりますよ。

>メモを書くだけではだめ!

1 2 3
関連記事